美女と美男の恋愛伝説2
あたしは、口パクでさっきまであったことをエリカ
に話した。

「アイは、コウタの事が好きなら利用しちゃうとか
 考えないで付き合ってもいいんじゃない?」

(あたしだって、利用しちゃうとか考えないで
 付き合いたいよ・・・。
 だけどさ、どうしてもヒロキの事が忘れ
 られない。
 コウタと話していても、ヒロキのことを考え
 ちゃう・・・。
 どうすればいいんだろう。)


あたしはなぜか、涙が出てきた。
エリカ、慰めてくれながら言った。

「どうするかはアイ次第だよ。
 アイ自身が決めないと意味ないよ?」

(うん。そうだよね。
 1回真剣に考えてみる。)

それから、どうやって自分の家に戻ったのかは
覚えていない。

エリカに相談した次の日。
あたしは、コウタと付き合うのが本当に正しいのか
考えた。

いっぱいいっぱい悩み考えた。
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