美女と美男の恋愛伝説2

ナンパ

次の日。

あたしは、エリカにメールをした。

『エリカ。あたし声戻ったよ!!』
『マジで!?よかったじゃん!!
 じゃあさ、話したいし、今から遊べる!?』
『うん。いいよ。じゃあ、今からマックで
 待ち合わせね!!』

あたしは、マックへ急いだ。
マックについてもエリカの姿はなかった。

あたしは、エリカを待つことにした。

「君、可愛いね。よかったら一緒に遊ばない!?」

あたしは、人生初のナンパというものを
体験した。

「ひまじゃないです。」
「じゃあ、姫って呼んでいい?」

何で、暇じゃないって言ってるのに姫って
呼んでいい?なの!?
あたしの話ムシ!?

「勝手にしてください。」
「冷たいなー。まーそういうところも可愛いんだけど。
 それより、ケー番交換しない!?」
「・・・・・・。」
「ムシ?じゃあ、交換しよ!!」

あたしは、持っていたケータイを盗られた。

「ちょっと。勝手に決めないでください!!」
「・・・・・・。」

あたしは見事に無視された。

「はい!!できた!あ、そういえば、名前教えて
 なかったよね!?
 俺は、沢口ルイ。よろしく!姫。」

あたしは、沢口ルイの顔を見てみた。
・・・・・。

かっこいい。コウタと並ぶくらいかっこいい。
なんとなくコウタに似てる。

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