バカと天才で
数日後



「う、嘘だぁー!」


「ど、どうしたの?大声出したりして」

蜂蜜色のセミロングの髪の毛に、色白で大きな目のふんわりした雰囲気の可愛い子ちゃん。
私の親友の真帆(マホ)

今は一昨日受けたテストの返却中。

「私、どうしよう」

「そんな…美咲がヒトケタなんて珍しくないよ?あ、もしかしてとうとう0点出ちゃったの!?」

「違うよ…」


天然なんだかSなんだか分からない子でもある。


「じゃあどうしたの?」

「実は…社会史のテスト53点だった!」

「53点!?美咲が53!スゴい!凄いよっ」

「でしょでしょ?どうしよう!まじで嬉しいっ!これは涼祐にメールしなきゃっ」
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