バカと天才で
ーー涼祐ーーーーーーーーーーーーーーーー
久しぶりっ
社会史のテスト
53点だった↑
美咲
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『送信』っと。
返信、来るかな…
決して高くはない点数だけど、私、頑張ったんだよ?
涼祐とは、1ヶ月近く連絡が取れないままだ。
何してるんだろ…
いつも通りに学校に行って笑ってる?
いつも通りにご飯食べてる?
私が居なくても、いつも通りにしてるの?
……なんか、寂しいな…。
「どうした、騒いだりして」
「あ、貴兎。社会史で私、53点だったよっ」
「そうか!勉強した甲斐があったなぁ。偉いじゃねーか」
そう言って私の頭をガシガシと撫でる貴兎。
「うん!貴兎のおかげだよ!ありがとうっ」