ねくすと★DOLL


ジャーッ……



「ふぅ……」



トイレで顔を洗い、鏡に自分の顔を映すコータ。




「疲れた……」




コータの顔は、この短時間でゲッソリとやつれた。





『こんな事が……、もし三年間も続いたら……』





恐ろしい地獄絵図が、コータの脳裏に浮かんだ。





『あの人たちに、絶対関わっちゃダメだ……』




キュッ!!



蛇口の栓を強く締め、コータは決意した。




「よし!! 逃げよう!!」

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