ねくすと★DOLL
ドーン!!!
「うわっ!!」
「……っ!!」
ドタン!!
コータは、一人の女生徒とぶつかった。
「ててて……」
コータは、ゆっくりと身体を起こした。
「あれ……。確かキミは……」
その女生徒は、見覚えのある顔だった。
「アイちゃん?」
「ぅ……」
アイは、小さな声でうなづいた。
「ご、ゴメン。大丈夫!?」
「ぅん……」
アイの声は小さく、とても聞き取りづらい。
「うっ……!!」
突然、アイは手で口元を押さえた。