ねくすと★DOLL
「かはぁ……っ!!」
ポンッ。
アイの口から吐き出されたのは、大きなネジだった。
「え……!?」
コータは、訳がわからず身動きが取れなかった。
「うっ……!!」
ダッ!!
アイは、口元を押さえながらその場を離れた。
「ええっ!?」
コータは、アイの口から発射されたネジを取り上げる。
「ね……。ネジ……、だよな……、これ……」
色んな角度から検証したが、どう考えてもそれはネジだった。
「何で……、口からネジが……!?」
考えても考えても、コータには分からない問題だった。