ねくすと★DOLL


「アイは、人間じゃないのだよ」



「はっ?」



コータは、如月教授が何を言っているのか理解出来なかった。




「ワタシが開発した、ロボットだ」



「ロボット……」




コータは、如月教授が冗談を言っている様にしか思えなかった。




「その顔……。私が、嘘を言っているとでも?」



「えっ!? え、ええ……」



如月教授は、コータの顔をジッと見つめた。




「仕方ない……。ならば、見せるしかないだろう」


「えっ!?」


「空を見ろ!!」




ビシイッ!!



如月教授は、空を力強く指さした。




「あ……。あ……。あ……」
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