ねくすと★DOLL



「分かった。アイをキミ好みの女にしてやろう。それなら文句は無いだろ?」



「へぇっ!?」




如月教授の発言に、コータはますます混乱した。




「マンガっぽい女が好みか?」



「い……。いやだから……。僕はマン研じゃないって……」



「性格が明るい女が好みか?」



ズイッ。



如月教授は、コータに詰め寄った。




「い……いやあの……」



「明るく……、元気で……、活発で……」



「え、えーと、その……」




ズイッ。



如月教授は、さらにコータに詰め寄る。




「ノー天気で、天然で、おしゃべりで……」



「い、いや……」



如月教授は、コータの顔をまじまじと覗き込んだ。



「非の打ち所が無いくらいの美少女が好みと、そう言ってるんだな!?」



「ひぇっ!!」




コータと如月教授の顔の距離は、あと数センチでキス出来るくらいまで近づいた。
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