ねくすと★DOLL
「……よかろう。明日までにアイを改造してくる」
ようやく、如月教授はコータから少し距離を置いた。
「ふうっ……」
コータは安堵(あんど)のあまり、深いため息をついた。
「明日、生まれ変わったアイを部室に行かせるから、楽しみに待っておけ」
そう言うと如月教授は、その場を離れた。
「あっ……!!」
コータは、その後のセリフが続かなかった。
『明日も……。あそこに行かなきゃいけないのか……』
コータは心の中で、呟いた。