ねくすと★DOLL
---次の日
キーンコーンカーンコーン……。
マン研の部室である生物実験室に、予鈴のベルが鳴り響いた。
「はぁ……」
コータは結局、意志の弱さから部室にやってきてしまった。
『本当に……。来るんだろうか……!?』
コータは、心の中で呟く。
『ロボットの……。女の子が……』
そして、考えれば考える程、訳が分からなくなってくる。
『口からネジを吐く所は見たけど……』
コータは、頭をワシャワシャと掻き(かき)むしった。
『それだけで……。ロボットって決めつけるのは……』
机に突っ伏して、深く考え込むコータ。
『人間にしか、見えなかったけど……』
さらにさらに、考え込む。
『絶対バレちゃうよ、そんなの』