ねくすと★DOLL



「どんな訳かな?」



「はうわっ!!」



突然の如月教授の登場に、コータの心臓は止まりそうだった。




「どんな訳かな……? コータくん」



「あ……、あ……、あの……」



如月教授は、ニヤリと笑った。




「アイ、今日から彼は友達だ」



「ともだち?」



アイは、きょとんとした顔で如月教授を見た。




「そうだ。友達には、握手してあげなさい」


「あくしゅ?」


「昨日教えただろ?」


「うーん……。うーん……」



アイは、うんうん唸り(うなり)ながら考え込んでいる。




「あっ!! 分かったぁ!!」
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