ねくすと★DOLL
「こんな娘ですが、どうぞよろしく」
如月教授は、改めて皆にアイを紹介した。
「ほほう。なかなか面白い特技をもっとるな」
町田は、アイの顔をまじまじと覗き込んだ。
「うふふ。楽しくなりそうね」
サキは、笑みを浮かべた。
「アイちゃん、これからヨロシクねっ!!」
タマミは、元気よくアイに挨拶をした。
「うむ。戦力として、申し分ない娘だな」
阿部先輩は、深々とうなずいた。
和気あいあいと盛り上げる面々。
その輪から外れる、ただ一人の男の子ーーー。