指から滴る雫のあとは、君の涙
戻ってきた二人は、ただの友達
このことは突然に告げられた


「胡桃…?ママたちこれから旅行いくの」




何…一人で住めっていうの?冗談じゃない一人は寂しいよ




「だから、この家に行ってしばらくは暮らして?」





無理矢理…地図を手のひらに握らせてママたちは鞄を
ひいて、出ていってしまった




勝手すぎるよ、親は
でもこんな気まぐれなママたちが好きだよ





私も支度しようかな
新しい生活の始まりという
ことで




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