指から滴る雫のあとは、君の涙
リサさん……鈴音はちがうのに。




リサさん、鈴音に触らないで……。




こんな自分がいや。




簡単に嫉妬しちゃう自分がいや。




「リサさん文化祭ヨロシク。」

「えっ、歌だよね。練習しておく!!」

「ありがとうございます。また遊びにきます」

「うんじゃあね」




一度リサさんに笑顔を向けて手を振った。




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