指から滴る雫のあとは、君の涙
今は同じ道を見ていても、




いつかは違う道になると思う。




「いけるところまで、がんばるよ」

「お前の言ってほしいこと言えなくて
ごめん…」




弱った顔の鈴音をもっと苛めたい私は
最低。




「どうしよっかな、私だってずっとは
待てないわかるよね?」

「うん」

「鈴音のこと、大嫌い」

「本当に言ってるの?」

「さあね…んん」




ちょっと調子乗りすぎたのか、腕をグッと引き寄せ
唇を重ねてきた。




「あんまり調子のんなよ?」

「ぁん……ひゃ」




太ももあたりを何度も触ってくる。




もう耐えられない…。
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