指から滴る雫のあとは、君の涙
「やっぱり感じてたんだろ?」

「ふっ…んん」

「やめてほしかったら、キスしろよ」




束ねた手がほどかれると、口元を近付けられた。




「っっ////無理」

「続きする?」

「キスする…」




軽くキスしたつもりなのに、舌を入れられた。




「ゃ…鈴音…ん、こんな…きす」

「俺のキス、普通はこれだから」

「ハァっ…鈴音、意地悪しないでよ」




さっきのなんて。すごく意地悪。




今度は私が苛めてあげるから!!





< 126 / 173 >

この作品をシェア

pagetop