指から滴る雫のあとは、君の涙

清らかな花はやがて毒となり開花する

胡桃side




「鈴音なの…もらってもいいよね?」




1週間たった今も…頭から離れない。




1週間何もなかったけど…リサさんは私の知らない場所で鈴音に合ってるのかも知れない…。




「鈴音…リサさんと最近会った?」

「へぇ、またやきもち?胡桃は嫉妬ばっかだな」

「答えてよ!」




鈴音…やっぱり会ってるの?




そんなのイヤだよ。嫉妬するに決まってる。




ましてやあの綺麗なリサさんに私が敵うはずもない。




「会ってないけど、どうした?」

「……何でもない」

「なんかあっただろ…」



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