指から滴る雫のあとは、君の涙
「うん。本当にごめんな」

「いいの」




無理して笑ってるのか…俺にはそう見えた…。




「じゃあ、またあとでな」

「うん」

「バイバイ胡桃授業頑張って!」

「うん」




授業の始まるチャイムが鳴って急いで席に戻った…




セーフ…間に合った。




胡桃何してるんだろ。




授業になっても胡桃のことは頭から離れない。




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