指から滴る雫のあとは、君の涙
「恋人になるって…」




俺そんなこと言ったか?




黙りこくってると「覚えてないの?」と迫られた。




恋人……?




中学のときの約束なんて忘れてる。




それに中学のときも胡桃のこと好きだったし…。




「覚えてません……」

「そう……約束果たしてくれる?」




ガタッ……




何事かと状況を確認すると上にはリサさんがいて、押し倒されていた。




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