指から滴る雫のあとは、君の涙
俺は胡桃をおいて学校につくと




各教室にダンボールをおいた



「鈴音…勝手に行かないで?」




振り向くとそこには悲しい顔をする胡桃がいた




「寂しかった?」

「うっうん…今日ね」

「何?」

「さっき告白されたんだけど…先輩だしどういおうかな」

「断れよ」




咄嗟にでた言葉…胡桃を壁においやると




不安そうに上目使いで俺を見る




「へっいや…あの」

「お前…断れの意味わかんねー?」

「断るから…その手どけて?怖いよ」

「わかったから、さっさと断ってこい」




胡桃が行ってから思ったことだけど




なんで俺に聞いたんだ?




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