指から滴る雫のあとは、君の涙
「鈴音、出掛けてくる」

「どうした?」




心配そうに詰め寄る鈴音
そんな顔しないで…




「用事があるから!!さっさと鈴音は寝てな!」

「なんの用事だよ?」

「近所に…いやなんでもないの」




自分で幸せを掴むんだ、誰かに邪魔をされたら困る




近所一人に言ったら、全員に伝わるかと思い




一人に説明した




「……あらそうなの?てっきり、…まあ幼なじみね!!鈴音くんと仲良くねー」

「…はい!!」




ちょっと頑固になってよかった!!




これで邪魔する人はいない




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