指から滴る雫のあとは、君の涙
「恋人とかいや?」




まだ私は鈴音の顔を伺ってる…




「……」

「変なこと聞いた、いやーごめんごめん!!」

「うん」




鈴音の眉が下がっていたのを確認した私は咄嗟に前を向きなおす




「りんご飴食べちゃった!!」

「子供だな〜」

「何よ、鈴音だって子供〜!」

「胡桃よりは大人」




やっぱり私たちは、この関係のままの方がいいのかな




鈴音…あれ私なりの告白だったんだよ?




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