指から滴る雫のあとは、君の涙
朝、目が覚めてある異変に気づいた




「……んだよこれ」




何個食器をわったんだ?っていうほど一回の部屋には食器の破片が散らばっていた




「…胡桃………?」




その破片を拾っていた




胡桃のやったことなのか?




「指切れてる…」




破片を拾う、胡桃の指を持ち上げると




すごい指が切れてた




「なんでこんなことしたんだ」

「……わからない」

「こんなに多く割って、迷惑だと思わないのか?」




怒りがありながらも胡桃の指を舐めた




「……ゃぁ」

「消毒だから」

「食器割ってごめん…こんなことしたいわけじゃないよ」



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