指から滴る雫のあとは、君の涙
「…ハア…ハア」




あのあと逃げても




「…いい加減にしろ!!」




右、手首を強い力で捕まれていた




「…鈴音、好きじゃないなら構わないでよ!!」

「…そんなことはどうでもいい」

「…いーだ!」

「絞めるぞ」

「ごめん」




鈴音にまけるのはいやだけど結局は負けてしまう




「…言って?」

「だめなの」

「…わかった」




私の向いている廊下とは反対側にいってしまった…




嫌わないで、今日おいしい夕食会するから!!




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