指から滴る雫のあとは、君の涙
「知ってるも何も、鈴音って女子に人気あるから」




やっぱり…知ってるよね。




「どうしたの?」

「いや、聞いただけ!!」

「鈴音って、誰好きなのかな?」




思わず口にしてしまった言葉…




手に口、押さえても、もう遅い。




「彼女持ちってなら知ってるよ?お似合いって噂になってる」




は?私、以外に付き合ってるの?




やっぱり、好きな人と付き合ってるじゃん。




「あ…名前胡桃、だったような」




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