指から滴る雫のあとは、君の涙
手を伸ばしても、海斗は自分の限界まで腕を上げてるから届かない。




もう何時なんだろ。




絶対、鈴音怒ってるよね




「もういい!!早くみつけよ?」


「そうそういい子」




私が引き下がったことが嬉しいのか笑顔で私の頭を、ぽんと軽くのせた。




なんかムカツク〜!!




「グラタンは、ベーコン入れるんだよ?」




まあ、任せるしかないよね。



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