指から滴る雫のあとは、君の涙
こんなに広かったけ?自分の部屋。




あんまり使ってないな…。




いつも鈴音の部屋ばっかいるし。




「大丈夫か?」

「来てくれたんだ」

「お前…ちょっと来い」




手招きされて、磁石のようについていった。




「やっぱり……」

「何が……?」

「黙ってろ」

「……んゃ」




首を滑らすように舐める鈴音。




鎖骨あたりにきたとき痛みを感じた。




「……んあ」

「声イヤらしい……」

「だって鈴音……が…んん」



反抗許されないのか、また鈴音の舌がはう。




「……んん」

「声我慢してる?」




二本の指が私の口を開かせた……。




「……あ…ゃ」

「出せるじゃん?」




今日の鈴音は意地悪すぎる




こんなにへとへとになるまで苛めないのに。




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