指から滴る雫のあとは、君の涙
「…遊びにすぎないよ」

「そんなことない!!鈴音、胡桃といるとき楽しそうだよ?」




そんなのからかって、面白いだけだよ……。




気持ちは私からの一方的だし……。




「鈴音はきっと胡桃のこと好きだと思う。」

「ありがと」




早く鈴音に会いたい。




今すぐに抱き締めてもらいたい……。




頭も撫でてほしいし…。




「あっ授業始まる!!」

「うん…」




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