指から滴る雫のあとは、君の涙
もう下校…時間か。




「胡桃帰ろ?」

「うん」




お腹にいいもの…林檎。




どこの商店街もあるけど高級林檎を食べさせてあげたい!!



「胡桃、リッチー♪」

「一個1000円なら安い安い!!」

「こんな建物入ったことない!!」




美織が横ではしゃいでる




私は林檎に目を戻して、違和感を感じた。




「黄金林檎……」

「中が金色なの、密もいっぱい!!」

「そうなんだ」

「きっと喜ぶよ。」




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