少年天使〜エンゼル・フェザー〜
「返事くらい返したって良いじゃないのよねぇ?」
そう言ってお母さんは階段に向かって眉をひそめました。
「あ、そうそう。プリントだっけ?預かるわね、ありがとう」
「あ、はい。こちらです」
僕と恵ちゃんはカバンから半分ずつ持っていたプリントをお母さんに渡しました。
「そうだ!良かったらあがっていかない?ちょうど今、美味しいケーキを買ってきたところだったのよ」
お母さんは手をパンと鳴らしてそう言いました。
「え、あ……でも、悪いですよそんな。私達ただプリントを届けただけですし」
恵ちゃんは丁寧に断ろうとしますが、お母さんは気にとめません。
「中学生が何を遠慮しているの?あなたもケーキ食べたくない?」
お母さんは今度は僕だけを見てそう言いました。
僕はちらりと恵ちゃんに視線を送ります。
恵ちゃんは「断って」と合図を送ってきました。
あー、うん。
ゴメンね、恵ちゃん。
僕どうしても一真くんと話がしたいんだ。
「僕ケーキ大好きなんです。お言葉に甘えさせてもらいますね」
僕の答えにお母さんは大喜びで僕達をリビングに迎え入れてくれました。
そう言ってお母さんは階段に向かって眉をひそめました。
「あ、そうそう。プリントだっけ?預かるわね、ありがとう」
「あ、はい。こちらです」
僕と恵ちゃんはカバンから半分ずつ持っていたプリントをお母さんに渡しました。
「そうだ!良かったらあがっていかない?ちょうど今、美味しいケーキを買ってきたところだったのよ」
お母さんは手をパンと鳴らしてそう言いました。
「え、あ……でも、悪いですよそんな。私達ただプリントを届けただけですし」
恵ちゃんは丁寧に断ろうとしますが、お母さんは気にとめません。
「中学生が何を遠慮しているの?あなたもケーキ食べたくない?」
お母さんは今度は僕だけを見てそう言いました。
僕はちらりと恵ちゃんに視線を送ります。
恵ちゃんは「断って」と合図を送ってきました。
あー、うん。
ゴメンね、恵ちゃん。
僕どうしても一真くんと話がしたいんだ。
「僕ケーキ大好きなんです。お言葉に甘えさせてもらいますね」
僕の答えにお母さんは大喜びで僕達をリビングに迎え入れてくれました。