合縁奇縁~女は欲張りな生き物なのです
次の週、雅樹の育児休暇体験談の講座には、結構な人数の男性が参加したそうだ。
白石や森山と同年代の二十台後半から三十台の、何故か独身男性が。
「やっぱ、ほら、生命の神秘って言うんですかぁ、出産の立会いと育児休暇って憧れます」
と、森山が真面目な顔で言うので笑ってしまった。
「木村課長も言ってたっす、人生観変わるって。
俺達には到底できない神業だもんなぁ~」
「あんた、出来ることなら、自分も産んでみたい、とか思ってるでしょ?」
「あ、わかります?
いやぁ、今度生まれ変わったら、俺、絶対女に生まれてみたいっす。
なんか、もう、興奮?」
真面目なのか、不真面目なのか、ヘラヘラと笑う森山を見て、何故かホッとした。
白石や森山と同年代の二十台後半から三十台の、何故か独身男性が。
「やっぱ、ほら、生命の神秘って言うんですかぁ、出産の立会いと育児休暇って憧れます」
と、森山が真面目な顔で言うので笑ってしまった。
「木村課長も言ってたっす、人生観変わるって。
俺達には到底できない神業だもんなぁ~」
「あんた、出来ることなら、自分も産んでみたい、とか思ってるでしょ?」
「あ、わかります?
いやぁ、今度生まれ変わったら、俺、絶対女に生まれてみたいっす。
なんか、もう、興奮?」
真面目なのか、不真面目なのか、ヘラヘラと笑う森山を見て、何故かホッとした。