合縁奇縁~女は欲張りな生き物なのです
「最初はその話にも、別段異論を唱えるわけでもなく、晶子も納得しているように見えた。だから、俺も寮を出てこのマンションに移った。子連れで引越しは大変だろうと、徐々に荷物を送れるよう早めにな。年内に荷物が揃えばいいかなんて余裕で構えてた」
「で、この荷物なんだ」
「ところが、送られて来たこの荷物、ほとんど俺の物ばっかりで……さすがの俺も痺れを切らして、引越しを早くするようせっついた。の挙句が、離婚だ」
「奥さん、親元に残りたかっただけなんじゃ……」
「俺も最初はそう考えたさ。引越しを中止して、俺が大阪支社へ戻ればいいことかと。だが、問題はそこじゃなかったんだ」
「なに? まさか男?」
「そのまさかだよ。それも、核爆弾級の凄いやつ」
「なに? それ?」
「で、この荷物なんだ」
「ところが、送られて来たこの荷物、ほとんど俺の物ばっかりで……さすがの俺も痺れを切らして、引越しを早くするようせっついた。の挙句が、離婚だ」
「奥さん、親元に残りたかっただけなんじゃ……」
「俺も最初はそう考えたさ。引越しを中止して、俺が大阪支社へ戻ればいいことかと。だが、問題はそこじゃなかったんだ」
「なに? まさか男?」
「そのまさかだよ。それも、核爆弾級の凄いやつ」
「なに? それ?」