王様ゲーム
とりあえず[王様ゲーム]というカラオケ屋を
探すため周りを見渡す。
…え?どこにあるのかわかんないよ…。
と、言わんばかりの顔付きで
雛以外は混乱。
そんな状況を察してくれたのか
雛が黙って店方向に案内するように
走り出した。
置いて行かれないようにと
必死についていく私達。
「雛〜?まだつかねえの?」
「…」
返答なし。
…一体彼女はどうしたものか。
私の心にもやもやとした不安感が広がった。