王様ゲーム

運命のいたずら


 皆と待ち合わせの場所で集まった。

 「お~二人とも決まってるな~♪」

 と、上から下まで撫で回すような目つきで
 見る三人。

 「そんなに見ないでよ~」

 とかいいながらもちょっぴり嬉しかったりもする。

 「んじゃあ、行くか、って最初はどこ行く~」


 結局行く場所が明確にならないまま
 遊ぶことになったんだと知る。

 あたしは思い切って言った。

 「カラオケがいいって~♪ねっ、行こうよ!」

 「そうだな~最初から行きたいって言ってたもんな~」

 誰にも否定する理由がなく、カラオケに
 すんなりと決まった。

 そこで。
 何が起こるかなんて誰も何も想像しないまま
 足を踏み入れてしまったんだよね。

  
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