ハーブのかおり
次に起きたのは9時だった。



携帯を開くと、着信が・・・



・・・森本?
かけ直すか。




『もしもしっ』


『もしもし、小野さん?昨日はホンマにすいませんでしたっ!!』



・・・えっ?!



『昨日僕、結構飲んじゃったみたいで、
動けないのを小野さんが家までタクシーで送ってくれたって、
うちの親に聞きました;;』


え、そうなんだっ!


『あ、いや森本。
私も昨日の記憶、無いんだよね。笑
だから全く気にしなくて良いよっ笑』



『え、そうなんすか?!ぢゃぁ、もしかして、あの事も??』


『え、あの事って??』


『僕らあの場にいた人の中では、付き合ってる事になってますよ!笑
そんで、僕がトイレに行ってる間に森本さんと二人で語り始めて、
入る隙無かったっすよ。』


『・・・えーっ?!;;』

どーしよ。
付き合ってるって・・・
二人で語ってたって・・・

『ごめん、やっぱり覚えてない;;』


『んー、じゃぁ今日って暇してます?』


『うん、暇だけどっ』


『なら行って直接何があったか、話しますよ♪』

『あ、助かる!待ってます♪』


電話を切って、やっぱり少しも思い出せない頭をフル回転させ、
覚えてるとこを考えた。


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