ハーブのかおり


少しして
2人が戻ってきた



『レジ閉めて下さいっ』


そう言ってナイトカバーを閉めに行った。



隣のレジの子と
レジを閉めて、点検して、


結局事務所に帰ってくるまで
一切話しはしなかった。


とゆうかする暇がなかった。

森本が全部教えてたから私の出る幕がなかったの。


そして、
帰る間際、初めて名前を知った。



『藤本さんは何歳なんすか?』

ふと森本が聞いた。


森本ナイスっ!


って心の中で叫んだ。笑




『え?森本くんは何歳なん?』


『俺は18っす!』


『若っ!俺なんかおっさんや。』


笑いながら藤本さんが言った。


その笑顔が眩しくて、可愛くて、
思わず胸キュンした。



『え、何歳なんすかっ?!』



『俺?27。』

ハァーってため息をつきながら答えた。


27・・・全然若いじゃんっ。



心の中で呟く。


『見えないですねっ!もっと若いと思いましたっ♪』


会話に入ってみた・・・



『ホンマ?良かった♪』


私の方を見て微笑んだ。



やばっ!

それ反則っ!

めっちゃ可愛いっ!


男の人に可愛いなんて失礼かも知れないけど、

可愛いという言葉が一番似合ってる。
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