ハーブのかおり
当日。
雨が降る中、歓送迎会の場所に行きたいのに、
もう20分も遅刻して、
迷ってます;;
『腹も濡れて、もう最悪。帰ろうかなぁ。』
なんて、ため息ついてた時だった。
〜♪〜♪〜♪
携帯が鳴り出した。
あっ、森本だ。
『もしもしっ』
『もしもし、小野さん?何やってんすかー?』
『・・・迷子してます。』
『あははっ!やと思いましたっ♪今どこですか?迎えに行きますよっ』
居場所を伝え迎えにきてもらった。
『大丈夫ですかっ?みんな待ってるんで行きましょっ♪』
笑顔で走って来てくれた事に嬉しくて、
思わず胸キュンした。
『ありがとっ!』
笑顔で言うと、森本の顔が少し赤くなった気がした。
すぐそっぽ向いたので分からなかったけど。
やっと着いたらもうみんな揃っていた。
『本当にすいませーんっ!』
みんなで乾杯した後、他のテーブルを周り、
謝りながら乾杯してまわった。
そして、藤本さんのいる、テーブル・・・。
あっ、いつもメガネなのに、今日はコンタクトだ。
そんな事を想いながら見つめていると、目があった。