**スキって言ってよっ!!…**
コーヒーカップにあたしと秀ちゃん、陵の3人が乗り込んだ。
ハンドルを掴もうとしたら、陵に止められてしまった。
「お嬢は…いけませんっ…」
理由は…説明した通り…。
(今日はしないのにっ…多分)
「秀ちゃんが廻すっ♪」
結局、廻したことがなく、力がないであろう秀ちゃんが廻す事になった。
(コーヒーカップは廻すのが面白いのにっ…)
“スタートします。”係員のアナウンスと一緒にコーヒーカップがゆっくり回り始めた。