**スキって言ってよっ!!…**
二人で乗り込んだ空間はかなりの狭さ。
二人で向かい合うように座るけど、少し動けば手と手が…顔と顔が触れあってしまうような狭さ。
この狭さもこの観覧車を選んだ理由の一つなのよね♪
(少しは陵も意識してくれる…かもじゃん♪)
だけどさあたしの気持ちとは裏腹に…素っ気ない言葉が陵の口から飛び出した。
「狭いし…暑苦しいし…残念な観覧車でしたね…はぁっ」
深い溜め息をつく陵。
そんなこと言われるなんて…こっちが残念だよっ!!