**スキって言ってよっ!!…**
「身内って…お兄ちゃんだったの…ね。」
「うん。まーね」
さっきまで通りふざけたもの言い。
確かによく見ると…顔似てる?
“コホンッ”と陵が咳払いをして話を元へと戻そうとした。
「話を戻しますが…何しに来たんですか…雹…。」
「んっ…あぁ…本題ね。お前に会わせたい奴がいてな…って…連れてくるの忘れたわ…」
“連れてくるわ”そう言うと慌ただしく外へと出ていってしまった。