~Night Story~或る新人ホストの物語
~Night Story~
~序~入店
土曜の3時
セットした目覚ましが鳴り出す
布団の中で悶えながら枕元のケータイを開く
「仕事」と振り分けられたメールフォルダには客からのメールがたくさん来ていた
中には電話までしてきた客もいる
タバコを加えながら客にメールを打っていく
OL、ショップ店員、キャバ、風俗嬢―
彼女逹の求める言葉をメールに綴り、彩り、飾り付け、営業のメールを送信する
―この街に来たのはちょうど一年前
大学生としてこの街に引越して来た
学校も行ってた
授業も課題もテストも難なくこなしてた
大学の友人とも仲良くやれたし、楽しくやっていた
でもやっぱり自分にぽっかり空いた穴は埋まらなかった
そんな時、ある友人に誘われた
「ホストにならないか」と―
セットした目覚ましが鳴り出す
布団の中で悶えながら枕元のケータイを開く
「仕事」と振り分けられたメールフォルダには客からのメールがたくさん来ていた
中には電話までしてきた客もいる
タバコを加えながら客にメールを打っていく
OL、ショップ店員、キャバ、風俗嬢―
彼女逹の求める言葉をメールに綴り、彩り、飾り付け、営業のメールを送信する
―この街に来たのはちょうど一年前
大学生としてこの街に引越して来た
学校も行ってた
授業も課題もテストも難なくこなしてた
大学の友人とも仲良くやれたし、楽しくやっていた
でもやっぱり自分にぽっかり空いた穴は埋まらなかった
そんな時、ある友人に誘われた
「ホストにならないか」と―