~Night Story~或る新人ホストの物語
この日のDAVIDはカウンターもボックスもほとんど埋まっていた







他のホストも客に金を落とさせようと、楽しませ、色恋かけ、あるいは自分が飲んでボトルを入れさせたり






とにかくこの日は忙しかった







水商売をやったことの無いオレにとってどんなに大変かは、この時のオレにはあまり実感が無かったけど






「どうやった?」



閉店後プレイヤーとしても店に出ているほろ酔いになった社長に肩を組まれた



ビールとシャンパンのボトルを軽く二桁空けた人とは思えないくらいしゃんと話していた



―入店します―







この日からオレは正式にDAVIDのホストとなった―

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