金曜日の恋人
見たところワンルーム。


でも 中はけっこう広い。


よく言えばシンプル 悪く言えば殺風景な部屋。


うわっ…


ベッドが視界に入った。


今 私は最高に無防備な状況に置かれてる。


何があってもおかしくない。



「コーヒーでも飲む?それともビール?」

「何もいらない」

「遠慮しないでよ」

「……」


遠慮なんかしていない。


早く話しを終わらせて帰りたいだけ…。
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