金曜日の恋人
「可憐は俺しか知らないよね?」

「そんなわけないじゃない」


カエデを見た。


「なにが可笑しいのよ」

「べつに」

「……」


嘘ついてること完全に見透かされてる…。


「……?」


再び抱き寄せられた。


「さらさらだ…」


私の髪を優しく撫でる。



不思議だった。


カエデの腕の中で しばしまどろんだ。


心は許していないのに…
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