腐女子とナル男の奮闘記。
*--権太side--*
カチャカチャ……モグモグムシャムシャ……。
「ひいらぎぃ~、いい加減機嫌直してよぉ~!
てゆーか機嫌悪くてもいいから僕のお弁当食べないでってばぁ~!(涙)」
優貴が必死に止めようとするが無視した。
可愛らしいからって、今の俺には無理だ。よって断固無視!
「俺からも言おう、とっとと機嫌直して自分の弁当は自分で買ってこい」
爽真は呆れ気味に言ってくるが……そんなの知ったこっちゃない。
「しっらね!つーかお前ちっこいんだからこんな食う必要ねぇだろうが!」
「ぼっ、僕だってこれから伸びるもん~!」
優貴は泣きながら訴えてくる。158cm弱という身長で。
「つーかあの女……誰だよ。あんな場所で俺にあんな恥かかせやがって!」
俺は割り箸を勢いよく折って、ぽいっとその辺に捨てた。
「いや、お前はもう少し痛い目見た方がいい。あの女のやったことは大正解だと俺は思うがな」
全くこいつはむかつくことを言ってくれる。