TWOofLOVE
電車から出たときあたしはあることに気づいた。

『あ!携帯置いてきた!!』

あたしは慌てて電車の中に戻った。

『あれ!?どこやったけ?・・・あっ!』

『早くしないと電車閉まるよ』


プシュー。

電車の閉まる音がしたからあたしは慌ててドアに向かった。

間に合わない!!?

そのときだった
ガッ!!

え?

『早く』

あたしは急いでドアの外にでた。

『あの!・・・ありがと・・・』

心一くんがドアをあたしが出れるだけのスペースに止めてくれたのだ。

『別にいいよ、てか携帯あった?』

『あの~それが・・・カバンのポケットに入ってたの!!ごめんなさい・・・(泣)』

あたしは黙ってる心一くんの顔をのぞき込んだ。

『・・・フッ・・・あはは』

心一くんは突然笑い出した。

『え!あれ?あのあたし何かしちゃったかなぁ??』

心一くんは笑いを堪えながら口を開いた。

『いや、桃って抜けてて面白いなって』

心一くんはそう言って笑った。

『///』ドキッ

『でもそこがまたかわいいね』

心一くんは笑顔のまま横目でこっちを見た。

あたし今、心臓の音すごいよ・・・//

隣にきこえてるんぢゃないかなぁ・・・?

『・・・あのごめんね』

『何であやまんの?(笑)』

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