キライ
大迫は睨む私の頭を手のひらでグリグリしながら涼子を見る。
「まっ、そういう事だからヨロシク」
大迫の明るさとは反対に、暗い雰囲気の私を見て涼子は首を傾げた。
「ごめんね。涼子はお…廉の事好きだったんでしょ?」
申し訳なくて涼子の顔が見れないよ…。
「えー?驚いたけど私は単なるファンだからさ」
明るく笑う涼子に救われた気がした。
こんな涼子に嘘ついてるなんて自分が情けないよ…。
「ホントにごめん…」
精一杯の謝罪の気持ちを込めて謝った。
「気にしないの!私の事なんかより本気で大迫好きだった子もいるからね。気を付けるんだよ」
涼子ってば私の心配までしてくれて…。
持つべきものは友達だよね。
「うん。気を付けるよ」
僅かに微笑む私に涼子が耳打ちした。
「愛があれば乗り越えられるよねっ!」
いや!
愛は全くないからっ!
大声で叫びたくなったその言葉をグッと飲み込んだ。
「まっ、そういう事だからヨロシク」
大迫の明るさとは反対に、暗い雰囲気の私を見て涼子は首を傾げた。
「ごめんね。涼子はお…廉の事好きだったんでしょ?」
申し訳なくて涼子の顔が見れないよ…。
「えー?驚いたけど私は単なるファンだからさ」
明るく笑う涼子に救われた気がした。
こんな涼子に嘘ついてるなんて自分が情けないよ…。
「ホントにごめん…」
精一杯の謝罪の気持ちを込めて謝った。
「気にしないの!私の事なんかより本気で大迫好きだった子もいるからね。気を付けるんだよ」
涼子ってば私の心配までしてくれて…。
持つべきものは友達だよね。
「うん。気を付けるよ」
僅かに微笑む私に涼子が耳打ちした。
「愛があれば乗り越えられるよねっ!」
いや!
愛は全くないからっ!
大声で叫びたくなったその言葉をグッと飲み込んだ。