キライ
1日ムカムカしつつ、涼子と並んで下校しようとして気づいた。
あれ?あれ?
私が制服のポケットやカバンを探っていると涼子が訊ねる。
「香奈?どしたの?」
「携帯が…ないみたい」
「教室に忘れてきたんじゃないの?」
呆れた口調の涼子に僅かながら心当たりが…。
「そうかも…。ちょっと取りに行ってくる。先に帰ってて」
頷く涼子にごめんと手を合わせて慌てて教室に戻った。
自分の席に辿り着くと、机の中を覗き込む。
ないなぁ…。
席の周りに落としてる様子もないし、先生に持ってかれちゃった?
前も一度先生に取り上げられた事があって、先生だとマズイよね…。
うーん。
どうしよう?
諦めきれず机の横にしゃがみこんで床に落ちてないか探す。
下を向き、机の周りをウロウロしていると何かにぶつかった。
先生!?
慌てて顔を上げると、そこには大迫が立っていた。
あれ?あれ?
私が制服のポケットやカバンを探っていると涼子が訊ねる。
「香奈?どしたの?」
「携帯が…ないみたい」
「教室に忘れてきたんじゃないの?」
呆れた口調の涼子に僅かながら心当たりが…。
「そうかも…。ちょっと取りに行ってくる。先に帰ってて」
頷く涼子にごめんと手を合わせて慌てて教室に戻った。
自分の席に辿り着くと、机の中を覗き込む。
ないなぁ…。
席の周りに落としてる様子もないし、先生に持ってかれちゃった?
前も一度先生に取り上げられた事があって、先生だとマズイよね…。
うーん。
どうしよう?
諦めきれず机の横にしゃがみこんで床に落ちてないか探す。
下を向き、机の周りをウロウロしていると何かにぶつかった。
先生!?
慌てて顔を上げると、そこには大迫が立っていた。