キライ
「土曜に俺んち来る?」
「行く、行く!」
香奈の足取りがスキップかと思うぐらい跳ねてる。
こういうとこがほんと可愛い。
別れ際に香奈を引き寄せてキスをした。
先輩の話が頭の片隅に残っていて、いつもより長いキス。
そんな俺を香奈が不思議そうに見たが気付かないふりをして香奈を放した。
「また明日な」
「うん」
笑って手を振る香奈に手を上げて応えた。
土曜に香奈が来るんなら部屋を片付けとかないとな。
家に帰ってからガサゴソと片付け始める。
よく考えれば女の子を部屋に入れるのは小学生の時以来だ。
あの頃よりは見られたら困る物も増えてる。
その内の1つに数えられるエロ本の束を前に考え込む。
やっぱり香奈に見られるとマズイよな…。
一番上に漫画雑誌を乗せて紐で縛る。
パッと見にはエロ本とわからないはず。
それをさらにクローゼットの奥に隠す。
もう残ってないだろな…。
ベッドの下を覗き込んで確認。
よし、オッケーだ。
後は香奈が来る前に掃除機でもかければいいだろう。
満足気に部屋を見回しているとドアがノックされた。
「行く、行く!」
香奈の足取りがスキップかと思うぐらい跳ねてる。
こういうとこがほんと可愛い。
別れ際に香奈を引き寄せてキスをした。
先輩の話が頭の片隅に残っていて、いつもより長いキス。
そんな俺を香奈が不思議そうに見たが気付かないふりをして香奈を放した。
「また明日な」
「うん」
笑って手を振る香奈に手を上げて応えた。
土曜に香奈が来るんなら部屋を片付けとかないとな。
家に帰ってからガサゴソと片付け始める。
よく考えれば女の子を部屋に入れるのは小学生の時以来だ。
あの頃よりは見られたら困る物も増えてる。
その内の1つに数えられるエロ本の束を前に考え込む。
やっぱり香奈に見られるとマズイよな…。
一番上に漫画雑誌を乗せて紐で縛る。
パッと見にはエロ本とわからないはず。
それをさらにクローゼットの奥に隠す。
もう残ってないだろな…。
ベッドの下を覗き込んで確認。
よし、オッケーだ。
後は香奈が来る前に掃除機でもかければいいだろう。
満足気に部屋を見回しているとドアがノックされた。